現在主要な光ファイバーの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの性質について解説します。
現在、インターネットに使用されている光ファイバは、品質上ほとんどのものがコア、クラッドとも石英ガラスでできています。光ファイバは、光の伝搬するモードの数によって「マルチモード」と「シングルモード」の2つの種類に大きく分かれます。マルチモード光ファイバは、コアの屈折率分布によって、さらに2種類に分けられます。また、シングルモード光ファイバは、零分散波長により、さらに3種類に分けられます。
マルチモード光ファイバは、コアの屈折率分布によって、「ステップインデックス」と「グレーデッドインデックス」に分けられます。ステップインデックスとは、コアの屈折率が一定の光ファイバです。光がコア内でいくつかの通り道に分かれて伝搬してしまうため、伝搬信号は大きく歪んでしまいます。グレーデッドインデックスはコアの屈折率を滑らかに分布させた光ファイバで、伝搬信号の歪みが、大幅に改善されました。LANなどの近距離情報通信用などに使用されています。
シングルモード光ファイバは、零分散波長により「汎用」「分散シフト」「非零分散シフト」に分けられます。汎用シングルモードは、コア径を小さくすることでモードを1つにした光ファイバで、マルチモードで見られたようなモードの違いによる伝搬信号の歪みは発生せず、極めて広帯域な特性を有します。伝送損失が低く優れた特性を有しています。高品質で安定した通信が求められる幹線網に用いられています。